アートセラピーつて何?
人間にとって描くことは生来のもの。子供にクレヨンを渡したら、勝手に落書きをしますよね。
アートで表現するというのは、私たちの生まれ持った本能、本来の姿に近い方法なのです。
もともと「イメージ」って言葉より先に浮かんでくるでしょう。
無意識の中に隠れているものを、アートを使って目に見える状態にする。
アートはすごく素朴な治療の道具なのだと思います。
アートセラピーは、アートと心理療法を組み合わせたもので「表現療法」のひとつです。
表現療法はより幅が広く、音楽や演劇・ダンスなども含まれます。
アートセラピーは、安全な治療的介入と呼ばれクライエントに侵入していきません。
言葉に頼らず視覚的に表現されたものは、セラピストとクライエントの間のクッションとなり、
自分自身で描き出したものなので強いインパクトをもち記憶にとどまり自己との対話ができます。
アートセラピーは2つの違う方法で活用できます。
1.「アートそれ自体がセラピー」アート活動そのものが持つ治療効果を指摘したもの。
2.「アートを用いたセラピー」心理療法に基づいて行なうもの。
当studioでは 2のアートを用いたセラピーを行います。
アートの素材を用い表現をしながら自分を理解していきます。
アートセラピーでは、素材は自己表現のためだけに提供されるもので、
技術的なノウハウや精巧さはまったく必要ありません。
玉ねぎを思い浮かべてください。
アートは、様々なソースで料理された玉ねぎで、それはいろんな食べ物に使われます。
アートセラピーでは、玉ねぎは生のままです。
アートセラピーのプロセスの中で、玉ねぎの皮をむいていきます。中心まで皮をむくのです。
美術を知らなくてもぜんぜん大丈夫。
ストレス、うつな気分、不安、依存、トラウマなどなど、しまいこんでいませんか?
悩んでいる時、何が起きているのか、問題はどこか言葉で説明しにくい時、
思いのままに絵を描いて見る、不思議に内面への理解が深まって行き、
予想外の洞察や気づきを引き出します。
封じこめた感情を安全な形で表現できたり、
混乱した状態を整理する助けとなったりします。
見失っていた自分を、自分になにがおきているのかを、みつけてみませんか。
内なる世界への理解を深め、問題はどこにあるかを明らかにするお手伝いをします。
絵の上手・下手は、まったく関係ありません。
うまく描く必要はなく、とりとめのない落書きでも okです。
どうぞ気軽にいらしてください。